屋根のタスペーサー～下塗り（駿河区Ｋ様邸）
2017.09.29
本日から、駿河区Ｋ様邸の塗装工事が本格的にスタート致しました。
Ｋ様邸の屋根はカラーベスト（別名：化粧用スレート、コロニアル）です。
弊社では、カラーベストを塗装する際は必ず「タスペーサー」を取り付けております。
どうしても屋根の塗装を行うと、段差（重なり）の部分に塗料が詰まってしまいます。
当然屋根も呼吸をしておりますので、塗料が詰まってしまう事により、呼吸が出来なくなってしまいます。
どんなに良い塗料を使っても、その塗料が詰まってしまって、屋根自体に悪影響を及ぼしては、
本末転倒です。
その通気性を保つ為に使うのが、タスペーサーです。
タスペーサーがなかった時代は、カッターなどで「縁切り」を行っておりましたが、
どうしても仕上がった後に行う為、少し気になっておりました。
では、実際にどのように取り付けるのか、写真を交えて紹介致します。
ＳＴＥＰ１
Ｋ様邸の屋根は前回塗装された際の塗料が詰まっていましたので、まず初めにカッターで縁切りを行います。切れ目から多少の水が出ていましたので、通気性が損なわれていたことが分かります。
※初めて塗替えを行うお宅や前回塗装時に「縁切り」を行っているお宅には必要のない作業です。
ＳＴＥＰ２
少し屋根を浮かしながら、目地の左右15センチの位置にタスペーサーを挿入します。1軒のお宅で約１，０００個のタスペーサーが必要となります。
※経年劣化により屋根が反ってしまっている場合は、取り付けが出来ない場合があります。
ＳＴＥＰ３
完了です。
ＳＴＥＰ４
シーラー（下塗り）を塗装致します。その後、十分な乾燥時間を設けて、中塗りを行います。
