屋根改修工事～野地板＆ルーフィング～（駿河区Y様邸）
2018.06.13
本日から静岡市駿河区Y様邸の屋根改修工事が始まりました。
先日のブログでもお伝え致しましたが、今回はお施主様の希望により、"塗替え"ではなく"カバー工法"（既存の屋根に新規の屋根を重ね葺きする事）によるリフォームです。
本日は、まず野地板（屋根の下地材）を張り、その上にルーフィングシート（屋根の防水シート）を設置する作業を行いました。
施工前
こちらは、既存の屋根（化粧スレート）の写真になります。
お家を建設してから数十年の間、Y様邸の屋根として十分な役割を果たしてきました。
ただ長い間、雨・風・紫外線・熱などに耐え続けた為、色褪せは勿論の事、カビ・コケ・剥がれなどの劣化症状が進行しておりましたので、改修する事と致しました。
施工後
こちらが野地板とルーフィングシートを張った屋根写真になります。
（グレーのシートがルーフィングで、写真では見えませんが、その下に野地板が張ってあります）
野地板は、屋根を保持させる為に重要な役割を果たす下地材です。
商品ごとに厚みやサイズが異なり、厚みのあるものほど強度は高まりますが、屋根への負担を考慮し、今回は12㎜のものを採用致しました。
ルーフィングシート（現場では短縮して"ルーフィング"と呼びます）は、屋根の防水機能を果たす防水シートの事です。
野地板と屋根に挟まれ、目には見えない建材ではありますが、屋根下に侵入した水を家の内部に入れさせないという非常に重要な役割を担っています。
屋根からの雨漏りについては、野地板とルーフィングの不具合（施工不良や経年劣化）に起因する場合が多いと思います。
屋根材ならば、屋根に登れば簡単に把握できますが、上記の建材は屋根に隠れて普段目には見えない為、現状を定期的に把握するのは大変難しいです。
従って、施工時にちゃんとした作業を行う事が重要となってきます。
明日以降、屋根材（ルーガ）が納入され次第仕上げを行う予定です。
