本日は、静岡市駿河区M様邸にて養生及び鉄部の下地調整(ケレン+錆止め)作業を行いました。
まず、最初に非塗装部(窓・サッシ・ドアなど...)に養生(ビニールシート)を張っていきました。
その後、手すりや鉄柱などの鉄部にケレン(錆を落とし、あえて傷を付ける作業)や錆止め(鉄部に塗る下塗り)を致しました。
今日は、天気も良く気温もグングン上昇したおかげで、塗料の乾燥も良かったので一安心です。
その分私達職人は、暑さとの戦いになりますが...苦笑
施工前
こちらが下地調整前の写真になります。
一目で分かる通り、錆の発生や旧塗膜の剥がれなどの劣化症状が、多数見受けられます。
この状態に塗装をしたとしても、錆が再発したり、塗った塗膜自体が剥がれてしまうなどの症状が、またすぐに起こってしまいます。
施工後(下地調整)
上記写真が、下地調整後のものです。
まずケレン作業ですが、この作業は鉄部を塗装する際に必ず行います。
錆びている部分を削ったり、剥がれてしまっている旧塗膜を除去したりして、あえて塗装する面に傷を付けます。
そうする事で塗料の密着を良くします。
次に錆止めですが、こちらは"鉄部に塗る下塗り材"と考えて頂ければ、分かりやすいかと思います。
たまに錆止めのみを塗装してあるお宅がありますが、逆効果です。
錆止め自体は、紫外線に弱いので、上塗りを行う事が大前提です。
(もしDIYをされる方がいましたら、ご注意ください)
塗装工事の中で一番重要な工程が、「下地調整」です。
鉄部に関しては、上記の「ケレン」と「錆止め」がそれに当たります。
この工程をしっかり行う事で、上塗りの塗料の性能を十分に発揮させ、耐久性の向上に繋がります。
今週は、台風の影響により天気が流動的になりそうです。
なかなか天気を読む事は難しいですが、相手は自然ですので、無理をせずに作業していく予定です。