静岡市葵区S様邸にて外壁の補修・軒天の塗装作業を行いました。
外壁 下地補修前
こちらの写真が高圧洗浄後の外壁写真です。
サイディング下地の劣化が激しく、素地が完全に出てしまっている状態です。
ここまで劣化が進行した場合、サイディング自体の張替えや板金の重ね張り(カバー工法)を検討する必要もあります。
しかし今回は、諸事情(ご予算やお施主様のご希望など)を考慮し、塗装による塗替えを選択致しました。
ただ、この状態に通常の塗装(下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り)をしても、耐久性の問題や仕上がりに影響(凹凸がかなり目立つ)がある為、下地の補修・補強をする事にしました。
外壁 下地補修(シーラー 1回目)
まず、下地補修の第一段階としてシーラーを塗布します。
次の工程でセメント補強を致しますが、そのセメントは下地に直接塗っても密着性が低いのです。
従って、セメント材と下地の密着性を高める為、事前にこれを塗ります。
外壁 下地補修(カチオン系セメント)
次に第二段階として、セメント材を下地に塗っていきます。
この作業を行なう事で、凹凸を埋める事ができ(※完全に無くす事はできません)、仕上がり後の凹凸を目立たなく見せる事が可能ですし、下地の補強という役割も果たされます。
外壁 下地補修(シーラー 2回目)
そして最後にもう一度セメント材の上にシーラーを重ね塗りします。
これで下地補修は、完了となりますが施工前と比べ、だいぶ補修がされたかと思います。
通常の塗装前に、補修として3工程の作業(シーラー→セメント→シーラー)を行ないました。
この工程を行なうかどうかは、塗替えの目的である『美観』と『保護』において、大いに影響してくるはずです。
軒天 1回目
軒天 2回目
私達H2リフォームでは、軒天塗装は"2回塗り"を標準にしております。
1回塗りでも、見た目はキレイになりますが、耐久性を考慮すると後々差が出てきます。