塗装の保証について②～一般塗装会社編～
2019.05.11
前回は、『塗料メーカーさんの保証』（詳細はこちら）について解説致しました。
では今回は、一般的な塗装会社さんの保証について見てみましょう！
【塗装会社の保証】
前回のコラムで塗料メーカーさんの保証は、基本的にないとお伝え致しました。
では、"屋根や外壁の塗装工事には保証が付かないのか..."というとそんな事はありません。
ちゃんと各塗装会社さんが、"独自の保証"を付けてくれるはずです。
一般的には下記の保証年数内で設定している会社様が多いと思います。
屋根＝３～５年 外壁＝５年～１０年 木部・鉄部＝無し～５年
まず注目して頂きたいのは、"塗装部位によって保証期間が変わってくる"という事です。
屋根は、外壁に比べ過酷な環境下（雨・風・紫外線・熱）に晒される為、どうしても経年劣化が早まります。
また木部や鉄部は、素材自体が劣化の早い部材でもある為、年数が短くなってしまっています。
従ってしっかりした会社さんは、『屋根〇年・外壁△年』と塗装箇所で保証年数を分けて提示してくれるはずです。
次に同じ部位でもある程度の範囲があります。
これは、お家の環境（沿岸部なのか山間部なのか等）や状態（屋根や外壁の劣化具合等）、使用する塗料の性質（水性or溶剤など）やグレード（シリコンorフッ素など）を総合的に判断した上で、決定するからです。
従って上記の範囲内であれば、妥当な保証期間であるのかなぁと個人的には感じます。
お施主様の立場になれば、『保証が長ければ長い程安心』なのですが、そう一概に言えない場合もありますので、ご注意ください。
大切な事は、皆様のお家の現状を正しく把握し、それに見合った保証を提示できるかという事です。
