本日は、静岡市駿河区Y様邸にてシーリング(コーキングも同意語です)作業を行いました。
Y様邸の外壁は、ALC(軽量気泡コンクリート)の為、シーリングが命綱となります。
従って、目地に充填してある古いシーリングを撤去し、新たにシーリング材を施工致します。
まずは、その既設シーリングを撤去致しました。
施工前
こちらが施工前のシーリング写真になります。
ご覧頂ければ分かる通りですが、シーリングにひび割れが発生しています。
この部材は、日々の外的要因(紫外線や温度差など)や内的要因(外壁に合わせて伸縮の繰り返しなど)により経年劣化が進行します。
すると本来持つべき伸縮性が低下していき、上記のようなひび割れや破断が起こり、ひどい場合にはシーリング自体が剥がれてしまいます。
今回のお宅で使用されている外壁材(ALC)は、非常に軽く・防火性が高いというメリットがある一方で、水に対しては非常に脆いという性質を持っています。
そしてこの外壁材は、シーリングに頼る事で建物の気密性や水密性を確保して、その弱点を補っています。
従ってALC外壁においては、『シーリングが命綱』となるわけです。
施工後(撤去)
こちらが撤去後の写真です。
既設の部材も全て取り除かれ、キレイになりました。
ちなみにシーリング工事については2パターンありますが、簡単に説明すると以下の通りです。
・打ち替え...既存シーリングを撤去し、新たにシーリング材を充填する事
・増し打ち...既存シーリングの上にシーリング材を充填する事
どちらを選択するかは、劣化具合や施工場所などによって異なります。
通常弊社は、サッシ廻り=増し打ち、それ以外=打ち替えをオススメする事が多いです。
いずれにしろシーリングは、お家の気密性や水密性に重要な役割を果たしますので、不具合(ひび割れや剥がれなど)を発見したら、一度専門会社さんに診てもらった方がいいでしょう。
尚、通常シーリングの寿命は、5年~10年程度です。
塗装工事よりもメンテナンス周期が早いので、注意してください。